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サステナビリティ
マネジメント

サステナビリティに関する考え方及び方針

ナイスグループは、持続的な成長及び更なる企業価値の向上を目指し、社会的存在意義として『樹とともに、人と暮らしをつなぎ、はぐくみ、彩りある未来をつくります』を掲げています。従業員をはじめとしたステークホルダーの彩りある未来の実現を目指し、社会的存在意義をサステナブル推進方針と位置付けることで、サステナビリティへの取り組みをより一層強化するとともに、経営の中核にサステナビリティの視点を導入し、事業成長と社会課題解決の両立を実現していきます。

サステナビリティの推進体制

代表取締役社長を委員長、取締役らを委員とする「サステナビリティ委員会」を毎月開催しています。同委員会は、コンプライアンスやリスク管理、労働安全衛生を含めたサステナビリティに関する事項全般を統括し、サステナビリティの推進に関する基本方針や戦略、事業活動等に関する計画及び進捗について審議し、重要事項は取締役会へ報告・提言を行っています。
また、サステナビリティの各取り組みについては、同委員会の配下に設置した専門部会であるコンプライアンス・リスク管理部会、マテリアリティ部会、ナイスグループ中央安全衛生委員会が所管しています。各部会と事業部門が連携することで、全社一体となったサステナビリティ関連活動を推進しています。

サステナビリティ委員会の活動内容(2024年3月期)

メンバー 委員長:代表取締役社長、委員:取締役4名、オブザーバー:常勤監査役2名
開催回数 9回(2023年6月1日設置)
定期
報告事項
  • コンプライアンスに関わる事案と対策
  • リスクに関わる事案と対策
  • 労働災害防止活動、労働災害・事故に関わる事案と対策
  • 事業等のリスク・マテリアリティ等の各種指標(KPI)の進捗と対策
主要な
協議事項
  • リスクマネジメントの教育・強化について
  • グループ経営体制の強化について
  • ガバナンス体制の整備について(人権方針・環境方針等の策定、社内規程の整備等)
  • TCFDの対応(物理リスクへの対応、温室効果ガス排出量削減の進捗等)
  • 人的資本経営の推進状況(健康経営、ダイバーシティ推進の進捗等)
  • 令和6年能登半島地震への対応 等

ステークホルダーコミュニケーション

当社グループは、持続的な企業価値向上に向けて、ステークホルダーの皆様との信頼関係が重要であると考えています。引き続き、ステークホルダーの皆様との対話をより良い企業活動につなげるべく、様々なコミュニケーションに取り組んでまいります。

ステークホルダー 方向性・考え方 主なコミュニケーション方法
お客様 耐震・健康・環境に配慮した良質な住まいづくりや、既存住宅の流通やリフォーム、維持・管理、暮らしのサポート等のお役立ちを通じて、住まう方の豊かな暮らしの実現に貢献します。
  • ナイスカスタマーセンター(お客様相談窓口)
  • お客様アンケート(満足度調査)
  • ホームページ、専用アプリ・情報誌等による情報発信
  • 営業活動の実施、展示会・イベント等の開催 等
株主・投資家 会社情報を迅速、正確かつ公平に提供するため、適時適切な情報開示に努めるとともに、中長期的な企業価値の向上により、適正な利益還元に努めます。
  • 株主総会、決算説明会の開催
  • ホームページによる情報発信
  • 統合報告書、株主通信の発行
  • メディア・調査機関からのアンケート対応 等
取引先 環境貢献や人権尊重等の価値観をサプライチェーン全体で共有し、エンゲージメントを高めていくことで取引先とのより深いパートナーシップを確立し、相互成長の実現に努めます。
  • 方針説明会、安全大会、研修等の開催
  • 営業活動の実施、展示会・イベント等の開催
  • 「ナイスビジネスレポート」の発行
  • ナイスパートナー会・素適木材倶楽部
    ナイスアーバン倶楽部 等
従業員 多様な人材一人ひとりがそれぞれの個性を生かし、自らの能力や強みを発揮し、活躍できる職場環境の提供に努めるとともに、社員とその家族のこころとからだの健康づくりを推進します。
  • 定期的な面談、エンゲージメントサーベイの実施
  • 労使協議会の開催
  • ストレスチェック、各種アンケートの実施
  • 社内ポータルサイトによる情報発信 等
地域社会・行政 地域の皆様や学校、行政機関、各種団体と連携し、企業活動を通じて地域経済や産業、コミュニティーの活性化を図ります。
  • 学校との連携授業の開催
  • 行政との連携協定の締結
  • 地域イベント・会合への参画 等
地球環境 森林の適切な管理と資源の循環利用の促進により、木材の利活用を推進するともに、省エネルギー性能の高い住宅の供給等を通じて、脱炭素社会の実現に貢献します。
  • 企業活動の環境負荷低減
  • 国産木材の利用促進
  • 省エネルギー性能の高い住宅の普及・供給

価値創造プロセス

ナイスグループは、ステークホルダーの皆様との信頼関係といった資本を投入し、強みである「木」の活用を競争優位性の源泉として、建築資材事業と住宅事業の二つのコア事業を両輪に事業活動を推進しています。そして、マテリアリティと中期経営計画を成長ドライバーとしながら、地球環境問題をはじめとした社会課題の解決に貢献していくことで、環境価値・社会価値・経済価値の三つの価値を向上させるとともに、このプロセスで生み出された価値を再度資本として投入していくことで、価値創造のプロセスを循環させています。これにより、持続的な成長と社会的存在義の達成を図っています。

SDGs への取り組み

ナイスグループは、「持続可能な開発目標(SDGs)」を企業活動の中核に位置付け、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。横浜市や川崎市などの行政機関をはじめ、地域の皆様との連携・協力を図りながら、木材の利用促進、環境や健康に配慮した住宅の供給等の事業活動を通じて、経済・環境・社会の分野から企業価値の創造に取り組んでいます。

ESGデータ集

事業活動におけるESG(環境・社会・ガバナンス)データ集は以下よりご覧いただけます。