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ニュース&レポート

ナイス株式会社 2025年3月期(第76期) 第2四半期決算発表

経営成績に関する説明                       

 当中間連結会計期間における日本経済は、雇用・所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調となりましたが、住宅業界においては、建築価格の上昇や住宅ローン金利の先高感などにより、住宅取得マインドの低下が懸念される状況となっています。また、新設住宅着工戸数は前年同期比0.8%減の41万2千戸となり、当社の事業に関わる一戸建住宅については、持ち家が同4.9%減の11万3千戸、分譲が同12.9%減の6万戸といずれも減少しました。

 こうした状況の中、当中間連結会計期間の売上高は1,05347百万円(前年同期比3.2%増加)、営業利益は4億70百万円(同21.0%増加)、経常利益は3億10百万円(同33.7%減少)となりました。なお、親会社株主に帰属する中間純利益は、前中間連結会計期間において連結子会社(ザ・ナイスコリア株式会社)が固定資産売却益1987百万円を計上したこともあり、当中間連結会計期間は前年同期比で96.1%減少し、98百万円となりました。

【建築資材事業】

 建築資材事業の売上高は83574百万円(同0.6%増加)、営業利益は6億80百万円(同41.1%減少)となりました。木材は販売数量が前年同期を上回りましたが、建材・住宅設備機器については、省エネ商材の売り上げが増加したものの、地方圏における持家の着工戸数が減少したことなどにより、低調に推移しました。

【住宅事業】

 住宅事業の売上高は17553百万円(同22.9%増加)、営業利益は4億11百万円(前年同期は営業損失83百万円)となりました。新築マンション、中古買取再販マンション及び一戸建住宅の売上計上戸数がいずれも前年同期を上回り、マンション等の総合管理事業は修繕工事の完工等により売上高が伸長しました。また、新築マンションは2025年3月期第4四半期に売上計上予定の3物件179戸が、全戸契約済みとなりました。

【その他の事業】

 その他の事業の売上高は4218百万円(同10.5%減少)、営業利益は3億24百万円(同10.7%減少)となりました。

 

今後の見通し

 2025年3月期の連結業績予想につきましては、2024年5月14日に公表した数値のとおり、売上高は2,380億円、営業利益は47億円、経常利益は44億円、親会社株主に帰属する当期純利益は32億円を見込んでいます。また、1株当たりの配当金額は、中間配当金25円、期末配当金40円とし、年間配当金は65円を予定しています。