ニュース&レポート
ナイスグループ パシフィコ横浜にて「木と暮らしの博覧会®」を開催 2日間で7,000名超が来場、盛況を博す
ナイスグループは11月27日・28日の2日間、パシフィコ横浜において「木と暮らしの博覧会®」を開催しました。本展示会には、有力な木材・建材・住設機器メーカー様など82社が出展、販売店様や工務店様、設計事務所様などをはじめとする7,138名の方々が来場、売上高が156億62百万円となるなど、大盛況で幕を閉じました。
国産材・木質化ご提案エリア
住宅・非住宅から非建築分野まで、スギ材の幅広い活用事例に驚きの声
「国産材・木質化ご提案エリア」では、当社のオリジナル木材商品Gywood®を使用したプロダクトが、住宅・非住宅、非建築分野における活用シーンをイメージさせる展示空間として設けられ、スギ材の新たな可能性について提案がなされました。
住居空間での活用シーンの展示では、柏木工㈱様をはじめとする家具・建具メーカー様とのコラボレーションによる家具や玄関・室内ドアに加え、ワークトップにGywood®の天板を施した当社グループオリジナルのキッチンなどに注目が集まりました。Gywood®が本来持つ形状安定性や耐久性、肌ざわりの良さを生かした商品が多く展示され、手に触れながら興味深く見学する来場者の姿が多く見られました。
非住宅での活用シーンとしては、天板にGywood®を採用した長さ7.2メートルのオフィス用テーブルや、森林環境譲与税の用途としても注目度が高い小学校の学習机などの展示も行われ、多くの来場者の目を引きました。
更に、非建築分野での活用シーンとして、荷台に「ObiRED®+Gywood®」を採用したトラックの車両や、木材雑貨メーカー様とのコラボレーションによるキーボードやスマホケースのほか、ウッドデザイン賞2024を受賞した木製筆記具「クリプトメリア」等が展示されました。そのほか、通常より圧縮率を高めた「スーパーGywood」や、産地や圧縮率を変更した新たな素材のバリエーションが展示され、更なる用途の拡大が期待されました。来場者からは「昨年の展示会の時に比べて更に商品のバリエーションが多く、驚いた」といった声があがりました。
非住宅・木造化相談コーナー
「木造テクニカルセンター」の有用性が高評価
「非住宅・木質化相談コーナー」では、一般流通材を中心として、建物用途に応じた適材適所の構造提案を可能とする「木造テクニカルセンター」の機能や施工実績について展示・説明がなされました。来場者からは、地域産材の調達に関する相談が多くなされたほか、簡単な図面を基に1週間程度で木造可否や躯体に関する概算費用を提出する「ファーストコール機能」に関心が寄せられるなど、同センターが有する機能について評価する声が多く上がり、今後の実案件での活用を希望する来場者も見られました。
木材販売エリア
豊富な木材商品と体験型の展示ブースを通じて国産材の利用意義をアピール
木材販売エリアでは、木造住宅の構造躯体関連を国産材でトータルコーディネートした「国産材パッケージ」の躯体が無垢材、集成材の二つの仕様で展示されました。また、栃木県、神奈川県、新潟県、宮崎県の4県がブースを出展し、各県産材の特徴を訴求したほか、各木材メーカー様のフローリングや梁桁などの新商品が展示されました。新たな試みとして、原木伐採の疑似体験ができるVRコーナーや、森林の多面的機能をクイズ形式で学べるモニターも設けられ、国産材の利用意義を楽しみながら実感される来場者が多く見られました。
爆買い横丁&ZENIYA®
幅広いラインアップの商品を当日限定価格で販売、盛況を博す
「爆買い横丁」では、メーカー様ご提供商品をはじめ、建材・住宅設備から日用品まで幅広いラインアップの商品を、展示会当日限定の価格で販売を行う「超大特価祭」が行われました。「ZENIYA®」コーナーでは初めてキャッシュレス決済を導入し、基礎資材や副資材に加え、高性能シャワーヘッドや高圧洗浄機、キャンプ用品など、様々な商品を多くの来場者が購入する姿が見られました。現品限りで販売を行った国産材仕様のバレルサウナを購入する来場者も見られるなど、ブース内は終始活気に溢れ、賑わいを見せました。
工務店サポートエリア
ショートセミナーは終日盛況、高まる高性能住宅のニーズ
「工務店サポートエリア」では、2025年4月施行の省エネ基準適合義務化などを見据え、最新の再エネ商品や断熱等級ごとに求められる仕様の違い、省エネ基準適合における仕様基準のメリット等が提案されました。また、4号特例の見直しの概要や押さえるべきポイントの説明が行われ、法改正に必要な対応などについて来場者より相談が寄せられました。
同エリア内で行われた法改正、建築知識に関するショートセミナーにも多くの来場者が参加され、熱心に聴講する様子が見られるなど、高性能住宅のニーズが高まっている様子が見受けられました。
ビジネスマッチング
住宅事業のネットワークを通じて有益な情報交換をサポート
「ビジネスマッチングエリア」では、住宅事業を展開するナイスグループのネットワークを通じて、ビルダー様、デベロッパー様へ事業用地に関する情報提供が行われたほか、不動産会社様やゼネコン様などが多く来場し、販売店様や工務店様との不動産活用に関する情報交換の場となりました。加えて同ブース内では、不動産の資産価値向上に向けた取り組みなどに関するセミナーが行われました。不動産DXの活用事例や高経年マンションの将来設計の進め方のほか、ナイスグループの賃貸物件における木質化リノベーションの収益効果などについて説明がなされ、多くの聴講者で賑わいを見せました。
国内メーカー様も多数出展
トレンドを踏まえた最新設備が多数展示
主要な建材・住宅設備機器メーカー様が出展し、展示会のテーマ「環境と健康」に関わる最新商品の展示が行われました。必要な機能を厳選したシンプルかつ上質なデザインの住設機器や、換気や調湿等の効果を高める内装建材のほか、建設時の端材やリサイクル素材を原料とする基礎資材など、現在のトレンドを踏まえた最新商品が工夫を凝らした展示や実演を交えて紹介され、常に賑わいを見せました。