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商材の拡充と中京圏における事業展開の強化

　ナイス株式会社は、８月23日開示「セレックスホールディングス株式会社の株式の取得に関するお知らせ」に記載のとおり、10月１日付でセレックスホールディングス株式会社の株式を取得しました。

　同社は、株式会社セレックス（以下、セレックス）を事業会社として、中京圏を中心にサッシやエクステリアをはじめとする住宅用建材の販売及び施工を手掛けており、特にサッシについては年間6,000棟の供給実績を誇るなど、業界トップクラスの供給能力を有しています。この度の株式取得により、木材や建材・住宅設備機器、エネルギー商材に加え、サッシやエクステリアまで商材を拡充し、住宅１棟当たりの納材シェアを高めるとともに、中京圏における事業展開の強化を図ります。新たな流通チャネルの活用により、両社の事業シナジーを発揮することで、相互の売り上げ拡大を目指していきます。

成長戦略の実現に向けて周辺収益事業群を構築

　2025年４月施行の省エネルギー基準への適合義務化により、住宅の高性能化が更に加速すると見込まれる中、外皮性能に大きく影響するサッシを含め、躯体、断熱材、高性能設備機器、太陽光発電システムなどの商材をトータルでご提案することで、工務店様やビルダー様の高性能な住まいづくりをより一層サポートしていきます。

　また、当社では、経営方針の一つである「成長と進化」を遂げるために、時間軸の異なる事業ポートフォリオの方向性として「コア事業の深化」「周辺収益事業群の構築」「将来的な成長基盤の創造」の三つを掲げています。この度の株式取得は、このうち「周辺収益事業群の構築」のための取り組みであり、非住宅建築分野における木造化・木質化の推進に向けた飛島建設㈱との合弁会社設立、エネルギー関連商材の普及拡大に向けた㈱シェアリングエネルギーとの資本業務提携に次ぐ、新たな成長投資となります。これらの取り組みを推進することで、「成長と進化」を遂げ、企業価値の更なる向上に努めていきます。