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農林水産省 2023年木質バイオマスエネルギー利用動向調査結果 木材チップの利用量が調査開始から8年連続で増加

 農林水産省は8月28日、2023年木質バイオマスエネルギー利用動向調査結果を公表しました。これは、木質バイオマスのエネルギー利用の動向を把握し、木質バイオマスエネルギーを利用した発電施設等における木材利用の推進、木材の安定供給、地域振興など森林・林業施策の推進に資するとともに、国内の木材の需給状況を明らかにする木材需給表や森林・林業基本計画の作成等の基礎資料として活用することを目的とするものです。調査の対象となるのは、木質バイオマスエネルギーを利用した発電機及びボイラーを有する全国の事業所で、今回の調査における有効回答数は1,349事業所となりました。

 調査結果によると、2023年にエネルギーとして利用した木質バイオマスのうち、木材チップの利用量は前年比4.0%増加の1,1497,906絶乾※tで、調査が開始された2015年から8年連続の増加となりました。このうち、「間伐材・林地残材等」に由来する木材チップは同9.0%増加の4924,398絶乾t、「製材等残材」に由来する木材チップは同0.2%増加の1734,806絶乾t、「建設資材廃棄物(解体材、廃材)」に由来する木材チップは同0.7%減少の3913,336絶乾tとなりました。なお、木材チップ以外の利用量については、202412月に同省のホームページで公表される予定です。

※ 絶乾比重(含水率0%)に基づき算出された実重量。

>農林水産省