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　ナイスグループにおいて伝統的な和風住宅や社寺建築を手掛ける菊池建設㈱はこのたび、新たな商品ラインアップとして長期優良住宅仕様のZEH平屋住宅「杜和（とわ）」の販売を開始しました。今回は同住宅の性能や特長についてご紹介します。

長く過ごすほど快適な住まい

　このたび販売を開始した新商品「杜和（とわ）」は、生活動線がシンプルかつコンパクトな平屋建てで、太陽光発電設備を搭載したZEH仕様となっています。子育てを終えた熟年世代や在宅勤務の方々などが、太陽光発電のメリットが生かせる日中の時間帯を含め、自宅で過ごす時間が長くなるほど「我が家が一番」と感じられることをコンセプトとしています（図１）。

　平屋建てのため階高が低く、地震による振動の影響を受けにくいほか、上からの荷重が少ないため、構造が安定しやすく耐震性が向上するなど、安全性を兼ね備えていることも特長の一つです。

断熱等性能等級６を確保

　住宅性能については、天井及び外壁に高性能グラスウールを使用しているほか、開口部は高断熱複合サッシにLow-E複層ガラスを組み合わせることで、断熱等性能等級６の取得が可能です（図２）。また、省エネ高効率ガスふろ給湯器やLED照明を採用するなど、エネルギー消費量を削減した環境にも優しい住まいとなっています。更に、太陽光発電については、屋根一体通気型太陽光発電システムを採用しています。瓦の上に載せる屋根置き型と比較して軽量化が図れるほか、高い防水機能と通気性能を有しています（図３）。

　住戸タイプについては、52.17㎡（15.75坪）から79.5㎡（24坪）まで５タイプの面積プランがあり、75㎡以上の場合は長期優良住宅の認定申請が可能な仕様となっています。

国産材使用率100％の住宅をご提案

　商品名である「杜和」は、木と土で自然界の森林を表す「杜」と、伝統と現代技術を融合させた「和」を組み合わせたものです。また、未来まで続く時の流れを表す「永遠・永久」の意味も含まれ、変わらぬ価値を持ち続ける木造住宅としての思いが込められています。創業以来手掛けてきた「檜の家」の理念を更に進化させ、ヒノキのほかにスギやアカマツを使用し、主要木材の国産材使用率を100％としています。

　同社は今後も、伝統技術と現代技術を融合させた木造住宅を供給するとともに、国産材の利用促進を図っていく方針です。