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社長就任のご挨拶
平素より私どもナイスグループに格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
2024年4月1日をもちまして、前社長 杉田 理之の後任として、ナイス株式会社 代表取締役社長に就任いたしました津戸 裕徳でございます。
当社グループは、1950年の設立以来、木材製品や建材・住宅設備機器の流通をはじめ、住生活全般にわたる事業を通じて、安全・安心、健康で快適な住まいを追求し続け、2025年6月には創立75周年を迎えます。これもひとえにパートナーである取引先様、株主様をはじめ、当社グループに関わってくださった皆様方のご支援のおかげと役職員一同深く感謝申し上げます。
現在、人口減少や気候変動、国際情勢の不安定化に加え、技術革新や人々の価値観の転換など、経営環境は大きく変化しています。先行き不透明な時代において、これらの変化を捉え、パートナーであるお取引先様の皆様と一緒になって成長し、事業活動を通じて社会に貢献していくことが当社の使命であると考えています。この使命を果たしていくべく、社長就任に当たり、「誠実」「成長と進化」「社会課題の解決」の三つを経営方針に掲げました。
「誠実」は、企業経営における基本であり、私心ではなく利他の心で人や社会に向き合うことです。当社グループには「無信不立」という創業の精神が根付いており、全ての企業活動の源泉はステークホルダーの皆様からの信頼に応え続けるという強い想いにあります。当社を信頼していただくためには、人、仕事、社会、全てに対して「誠実」に向き合う姿勢が何よりも重要であると考えています。
そして、将来にわたり、皆様からいただいた信頼に応え続けるには、企業として存在し続けていく必要があります。当社グループは社会的存在意義として「樹とともに、人と暮らしをつなぎ、はぐくみ、彩りある未来をつくります」を掲げております。事業活動を通じて取引先様とのつながりを一層強固にし、共に「成長」を遂げていけるよう、グループ一丸となって取り組んでまいります。また、大きな変化の時代にあって、企業には収益向上による「成長」とともに、既存の概念に捉われることなく新たな発想を取り入れ、成長基盤の創造を図る「進化」が求められます。木材流通をルーツとする当社グループは、木材の活用を競争優位性の源泉としております。事業活動を通じて木材の活用を力強く推進し、事業ドメインを住まいから暮らし全般にまで拡大していくことで、更なる「成長」と飛躍的な「進化」を遂げるべく、ダイナミズムのある経営に覚悟を持って取り組んでまいります。
企業とは公器であり、収益を上げるとともに、社会に貢献することが重要です。当社グループは、建築資材事業と住宅事業を両輪とした事業活動を通じて、温室効果ガス排出量の削減をはじめとする「社会課題の解決」に一層貢献してまいります。そして、環境価値・社会価値・経済価値の三つの価値の向上を図り、生み出された価値を資本として投入する価値創造プロセスを循環させることで、持続的な成長に取り組んでまいります。
ナイスグループは、2050年の創立100周年に向けて、「誠実」「成長と進化」「社会課題の解決」の三つの経営方針の下、事業活動を通じて皆様方への更なるお役立ちを図るとともに、企業価値の向上を目指してまいります。
皆様方におかれましては、今後も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。