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農林水産省 2022年木材統計 国産材の供給割合は全体の8割超
農林水産省は6月30日、2022年木材統計を公表しました。同調査は、素材の生産、木材製品の生産や出荷等に関する実態を明らかにし、森林・林業行政の推進等に資する資料を整備することを目的としています。
2022年の素材需要量は2,595万4千㎥で、対前年比0.5%の減少となりました。このうち、全体の約6割を占める製材用は1,636万3千㎥で、同1.7%減となったほか、合板等用は535万5千㎥で同5.1%増、木材チップ用は423万6千㎥で同2.4%減となりました
素材供給量については、国産材が2,208万2千㎥で同1.1%増、輸入材は387万2千㎥で同8.6%減となりました。この結果、素材供給量に占める国産材の割合は85.1%で、前年に比べ1.3ポイント上昇しました(図)。
国産材素材供給量を樹種別に見ると、スギが1,323万8千㎥と前年比2.5%増となり、全体の約6割を占めました。そのほか、エゾマツ・トドマツは143万㎥で同19.6%増となった一方で、ヒノキは297万1千㎥で同3.5%減となりました。