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厚生労働省 日本の将来推計人口の結果を公表 2070年の日本の総人口は8,700万人に
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は4月26日、「日本の将来推計人口(2023年推計)」を公表しました。これは、2020年の出生、死亡、国際人口移動の実績値の動向をもとに、同年を出発点として2070年までの人口推移について推計したものです。同調査によると、日本の総人口は、2020年の1億2,615万人から2070年には69.0%減の8,700万人に減少し、総人口に占める65歳以上人口の割合は、2020年の28.6%から、2070年には38.7%へ上昇する見込みです。一方で、15歳以下の人口は、2020年の11.9%から2070年には9.2%となり、10%を下回る予測となっています。
人口に対して生まれた子どもの数を表す指標の一つである合計特殊出生率については、新型コロナウイルス感染症拡大以前から見られていた低迷を反映し、前回推計の1.44(2065年時点)から、2070年には1.36に低下すると予測しています。
平均寿命については、2020年の男性81.58歳、女性87.72歳が、2070年には男性85.89歳、女性91.94歳と、それぞれ伸長する見込みです。また、前回推計では、2065年時点で男性84.95歳、女性91.35歳と推計されており、わずかに伸びると予測しています。
国際人口移動については、近年の動向を反映し、日本人の出国超過傾向がわずかに緩和するとしています。一方で、外国人の入国超過数は、新型コロナウイルス感染拡大期を除く近年の高水準を反映し、前回推計の年間約6万9,000人(2035年時点)から、2040年には年間約16万4,000人と大幅に増加する見込みです。
なお、日本人のみで推計した場合、2070年の日本人人口は7,761万人で、65歳以上の高齢化率は40.9%にまで上ると予測されています。
国立社会保障・人口問題研究所
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp_zenkoku2023.asp