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ニュース&レポート

マンション専有部・共用部木質化による木材活用のご提案

内装木質化で木材利用を促進

 昨年10月に改正木材利用促進法が施行され、同法の対象が民間建築物にまで拡大されるなど、木材利用の更なる促進が図られています。内装の木質化についても注目が高まり、その需要は今後増加していくことが見込まれます。このような背景の下、ナイス㈱及び既存マンションの買い取り再販事業を手掛けるリナイス㈱は、2008年に竣工した自社の分譲マンション「アイランドグレース」の専有部について、内装木質化リノベーションを実施しました。

 本リノベーションでは、玄関や居室の壁に不燃木材の突き板パネルやスギの不燃集成材を、床には遮音性能を確保した無垢フローリングを使用するなど、随所に木材を取り入れています。また、リビングの一角には新たにワークスペースを設けており、不燃材によるルーバーのほか、オリジナル商品の「Gywood®」を用いたデスクと棚板を備え付けました。

 内装の木質化によって木の温かみを感じられる空間を実現し、付加価値の向上を図るとともに、今後も継続して内装の木質化に取り組むことで、木材利用の更なる促進に貢献してまいります。

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共用部木質化による資産価値の向上

 国土交通省によると、日本国内における築40年超の高経年マンションは103.3万戸(2021年6月時点)にのぼり、今後も増加していく見込みです。高経年マンションについては、経年劣化による資産価値の低下などの課題を抱えており、建て替えの必要性が高まる一方で、住民の経済的負担など問題が障壁となり、その実現は困難であるのが現状です。こうした中、建て替えに代わる新たな資産価値向上に向けた取り組みとして、当社が保有する築35年の賃貸マンションにおいて、共用部の木質化リノベーションを実施しました。

 こちらの事例では、建物を囲む外構フェンスの素材としてオリジナル商品の「ObiRED®」を使用しており、多くの方の目に触れる外構部に無垢材ならではの美しい木質感を加えることで、マンションの格式を高めています。また、エントランスの壁面ルーバーとしても同商品を使用しているほか、既存の折り上げ天井部分にはスギの不燃木材によるルーバーを設けており、ルーバー内に設置されたダウンライトが木をふんだんに施した空間を優しく照らしています。

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木質化リノベーションのお問い合わせは ナイス㈱ 広報部まで(TEL: 045-501-5048)