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林野庁・(一社)全国木材組合連合会 JAS構造材利用拡大事業の公募開始
(一社)全国木材組合連合会は、今年度のJAS構造材利用拡大事業について、5月14日を期限として公募を開始しました。同事業は、「活用宣言事業」と「個別実証支援事業」の2事業からなります。「活用宣言事業」は、JAS構造材の活用拡大を宣言した事業者を登録・公表するものです。また、「個別実証支援事業」は、活用拡大を宣言した事業者が、建築物の構造部分へのJAS構造材の利用を通じて、設計、調達、施工時における課題の抽出や改善策の提案を行うことで、調達費用の一部について林野庁が支援するものです。助成金額は、1件当たり1,500万円を上限として、使用量に応じて算出されます。ただし、床面積が1,000㎡以上ある場合などは、上限が3,000万円まで拡大されます。
助成対象は、施主が国以外である低層の一戸建住宅を除く建築物で、指定された構造部位にJAS構造材が使用されていることなどが条件となります。木材については、JAS構造材のうち、構造用製材、2×4工法構造用製材、構造用集成材(中断面以上)、構造用LVLおよびCLTが対象で、更に、JAS構造材を構造部に使用した階における、その他林産物JASについても対象となります。
JAS構造材利用拡大事業